[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学院(CAS)
元記事公開日:
2014/08/04
抄訳記事公開日:
2014/09/04

中国科学院の学術雑誌、国際影響力が大幅増

中科院期刊国际影响力大幅提升

本文:

2014年08月04日、中国科学院の公式サイトは、中国科学院の学術雑誌の国際影響力が大幅に増加したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

米トムソン・ロイターが7月30日に発表した『学術誌評価分析ツール(Journal Citation Reports)』の2013年版によると、中国科学院の学術雑誌の国際影響力が大幅に上昇したとのこと。

2013年、中国科学院の一流雑誌が倍近く増加し、中には、Q1(上位25%)にランクされた雑誌数は2012年の5誌から9誌に上がり、全国11種雑誌の82%を占めている。Q2(上位26%-50%)にランクされた雑誌数は16誌であり、2012年と変わらない。Q1、Q2にランクされた雑誌数は、SCI(Science Citation Index)に掲載された中国科学院の雑誌数の35%を占めている。分野別ランキングで上昇傾向を示す雑誌は16誌であり、順位が変わらない雑誌は53誌であり、両者はSCIに掲載された中国科学院の雑誌数の96%を占めている。少し順位を下げた雑誌は2誌しかない。

2013年、中国科学院の学術雑誌のインパクトファクター(IF)が再び上昇し、Cell Research誌のIFは11.981に上昇し、2012年より大幅上昇した。Light: Science & Applications誌、Journal of Molecular Cell Biology誌のIFは両方とも8以上である。IFが1を超えた雑誌は2012年の30誌から37誌に増加し、SCIに掲載された雑誌数の43%から51%に上昇した。

中には、中国科学院長春工学精密機械・物理研究所が2012年に発行されたLight: Science & Applications誌は、2013年にSCIに収録され、2014年に最初のIFが発表され、既に8.476に達した。同雑誌は同じ分野の国際誌82誌において4位にランクされ、急速な国際展開を見せている。

[JST北京事務所]