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- 国・地域名:
- オランダ
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- オランダ応用科学研究機構(TNO)
- 元記事公開日:
- 2014/08/06
- 抄訳記事公開日:
- 2014/09/05
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社会的課題に対処する体系的エコ政策
- 本文:
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オランダ応用科学研究機構(TNO)の2014年8月6日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===オランダ応用化学研究機構(TNO)は、体系的なエコ・イノベーションの促進を目指す国家および欧州レベルの政策強化構想と手段の概要をまとめた報告書を発表した。この概要は、各国ならびにEUの政策立案者が体系的なエコ・イノベーション推進のため意欲的かつ効果的な研究・イノベーションプログラムを策定する際に、指針となる可能性がある。
報告書には、科学分野の文献をもとに次のような内容が提示されている。
・体系的なエコ・イノベーションが機能する方法を明示した事例
・実務家のための政策の教訓
・欧州の研究戦略を策定するにあたっての提言報告書は、ホライズン2020(Horizon 2020)の枠組みにおける今後の研究・イノベーションに対する提言として、7月にインフラストラクチャー・環境省を通じて欧州委員会に提出されている。この報告書は、体系的なエコ・イノベーションが欧州の政策やプログラムに対して持つ意味について欧州委員会が示した当初の方向性を受けて作成された。また、同省は、体系的なエコ・イノベーションを通じた循環型経済への移行を目的とする国家プログラムであるVANG(廃棄物から資源へ(From Waste To Resource))の枠組みにこれらの政策提言を活用する方法についても検討している。
[JSTパリ事務所]