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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2014/08/14
- 抄訳記事公開日:
- 2014/09/05
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ホライズン2020(Horizon 2020)2015年度の公募開始
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年8月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===欧州委員会は、ホライズン2020に関する2015年度の公募を開始した。これには、新たなパイロット・アクション「Fast Track to Innovation(FTI)」と5つのイノベーション賞も含まれている。
最新の2014~2015年度のホライズン2020基本計画(Work Programme)が7月後半に採択され、次年度予算で実施される活動に充てられる資金額が決定したことを受けたもの。
この基本計画には、革新的な企業・組織に助成金を提供し、優れたアイデアを市場に提供できるようテコ入れすることを狙いとする新たなFTIパイロット・アクションも示されている。申請は2015年1月に開始され、3~5の組織で構成される小規模なコンソーシアムを支援する。パイロット・アクションでは「ビジネス主導型」の活動が助成対象となる。従って、確実かつ迅速な商品化のために、産業界の実質的な関与が不可欠であり、活動開始後3年以内に商品化に持っていくことが定義されている。
もう一つは、社会的意義のある画期的な技術革新に対して設けられた新しいイノベーション賞である。これらの賞(2015年で約600万ユーロを充当)の選考は、2014年後半から2015年初めにかけて行われ、3つのテーマ別研究分野 ― 保健衛生(「抗生物質の使用削減(Reduction of the Use of Antibiotics Prize)」、「フード・スキャナー(Food Scanner Prize)」)、環境(「大気汚染削減(Reduction of Air Pollution Prize)」)、および情報通信技術(ICT)(「周波数共用(Collaborative Sharing of Spectrum)」、「光伝送(Optical Transmission Prize)」) ― が対象となる。賞金は、50万ユーロから300万ユーロ。
欧州委員会は、ホライズン2020において、FP7に比べて特に産業界からの申請が増加している点に注目している。
中でも中小企業(SME)の参加が目立っており、ホライズン2020のイネーブリングテクノロジーや産業技術におけるリーダーシップ奨励の公募で、中小企業から5,500件を超える申請が、また、新設された30億ユーロ規模の中小企業支援制度に対しても約2,700件の申請が寄せられている。
[JSTパリ事務所]