[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/08/20
抄訳記事公開日:
2014/09/05

デジタル・アジェンダ2014-2017

Bundeskabinett beschließt „Digitale Agenda 2014-2017“

本文:

連邦閣議、連邦経済エネルギー省(BMWi)、連邦内務省(BMI)、連邦交通デジタルインフラストラクチャー省(BMVI)が提出していた「デジタル・アジェンダ2014-2017」を承認。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

デジタル・アジェンダの中心目標は以下3点である:
1. 経済成長と雇用拡大のためイノベーション・ポテンシャルを強化
2. 全国的な高速ネットワーク構築および全ての世代のためのデジタル・メディア・リテラシーの振興
3. ITシステムとITサービスの安全性を改善、ネットワーク社会と経済における信頼性とセキュリティを確保

ガブリエルBMWi大臣は、「デジタル化はイノベーションの牽引車である。産業拠点としてのドイツを確固たるものとし、将来性を高め、同時にドイツの技術的優位性を拡大する一助となる。今肝要なのは、第四次産業革命(Industrie4.0)のために明確な政策的な枠組みを作成することである。政府は、『デジタル・アジェンダ』によって積極的に支援し、全ての人がデジタル革命の恩恵を受けるようにしていく。また、新しい技術開発と起業を巡るグローバルな競争に肩を並べていけるよう必要な支援をする。その目標は、生活、労働、経済において、信頼性あるデジタル社会の実現に主導的な役割を果たすことである」と語った。
デジタル・アジェンダは、関係する団体との対話において実施される。重要な役割を果たすのは、デジタル・アジェンダの行動分野に合わせて新しく設置された、国のITサミットである。連邦政府は、連邦議会、各州、地方自治体、社会、経済、科学、労使双方、デー保護の関係者、ネットコミュニティーの代表者等をデジタル・アジェンダの実行、発展に密接に取り込んでいく。本日の閣議決定はこのための幕開けとなるものである。

これまでのデジタル・アジェンダの実行成果およびITサミットに関する新しいコンセプトはハンブルクでの次回ITサミット(2014年10月)で発表される。

[DW編集局]