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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国防科学技術研究所(Dstl)
- 元記事公開日:
- 2014/07/30
- 抄訳記事公開日:
- 2014/09/09
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次世代の海洋自律システムに900万ポンド
£9 million available for future of Maritime Autonomous Systems
- 本文:
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国防科学技術研究所(Defence Science and Technology Laboratory: Dstl)の2014年7月30日付標記報道発表の概要は以下のとおり。
国防省はDstlを通じて、また多くの団体や企業体と連携して、各々が海洋自律系の異なる領域に取り組む4つのイニシアチブを介したファンディングを実施する。
海洋無人輸送手段における自律性は、機雷の撤去、持続的な広域監視など、海洋で行われる多くの活動の実施方法に変革をもたらす可能性がある。
4つのイニシアチブの概要は次のとおり。
・海洋自律システム技術コンペティション
ソレント地方企業組合が主催する本コンペティションは、国防用の海中無人輸送手段及び海上無人輸送手段への取組みで、ソレント地方の中小企業向けである。ファンディング総額は100万ポンドで、最大7万5,000万ポンドまでのプロジェクトに対して助成が行われる。・自律システム基盤研究コンペティション
Dstlが主催する本コンペティションは、あらゆる環境に対処する無人システムの実現に取り組む。ファンディング総額は150万ポンドで、助成は25万ポンド程度のプロジェクトを対象に2段階に分けて実施される。・適応自律型海洋試料採取ネットワーク・コンペティション
自然環境研究会議(Natural Environment Research Council: NERC)及びDstlが主催する小規模事業研究イニシアチブ(The Small Business Research Initiative: SBRI)コンペティションで、無人輸送手段を使用して海洋の動的特性の追跡に取り組む。ファンディング総額は150万ポンドで、助成は25万ポンド程度のプロジェクトを対象に2段階に分けて実施される。・海洋自律システムのエクセレンスを目指して
英国のイノベーション・エージェンシーである技術戦略審議会(Technology Strategy Board: TSB)及びDstlが主催する本コンペティションは、国防・民生両用の海洋無人輸送手段に取り組む。ファンディング総額は500万ポンドで、助成は50~150万ポンドのプロジェクトを対象に、業界主導のコンソーシアム向けである。 [DW編集局]