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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
- 元記事公開日:
- 2014/08/01
- 抄訳記事公開日:
- 2014/09/09
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欧州による全電動衛星の打ち上げ
- 本文:
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国民教育・高等教育・研究省の2014年8月1日標記報道発表によると、衛星「EUTELSAT 172B」はギアナ宇宙センターからアリアンヌ5号ロケットにより2017年上半期に打ち上げられる。概要は以下のとおり。
重さが3.5トンのこの衛星は、「Airbus Defence and Space」社が製造を担当する。国際的に熾烈な競争の下で、欧州初の電動衛星の打ち上げにフランスの花形宇宙企業3社間で契約を締結することの意義は大きいと、フィオラゾ大臣は強調する。
フランスにとって成功とも言えるこのような結果が可能になった背景には、「Airbus Defence and Space」社および「Thales Alenia Space」 社の既存の静止軌道プラットフォームの活用、「Snecma」社による強力な電動エンジンの開発、電動衛星打ち上げに最適な能力の「アリアンヌ5号 ECA」のペイロードフェアリングの活用など必要な研究開発作業に、政府の施策や「将来への投資」プログラムからの支援があった。
課題は、2020年には世界の衛星市場の20%を占めることになると考えられる電動衛星市場の急激な登場に際し、フランスの地位を確保することである。
[DW編集局+JSTパリ事務所]