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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立衛生研究所(NIH)
- 元記事公開日:
- 2014/07/31
- 抄訳記事公開日:
- 2014/09/09
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NIH、潜在的な薬剤標的を探索する新規プログラムを開始
- 本文:
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国立衛生研究所(NIH)は2014年7月31日、医薬による変更の可能性を有する、これまで解明されていない遺伝子を探索することでヒトの医療の向上を図る、新たな協働イニシアティブを発表した。この研究はNIH共有基金による3年間のパイロット・プロジェクト「ドラッガブル・ゲノム解明(IDG)」の一環である。本プログラムの初期段階に、NIHは8つの研究機関と所内の資源に580万ドルを割り当てている。
ゲノム情報に基づく予測にしたがって、医薬で活動を変更させ得るたんぱく質を発現させる遺伝子は3,000ほどある。しかしFDA承認の薬剤の標的になるのは、これらいわゆる「ドラッガブル遺伝子」の約10%に過ぎない。IDGプログラムはこのギャップに対処するべく企画されたもので、4つの主要ドラッガブル遺伝子ファミリ(核内受容体、イオン・チャネル、たんぱく質キナーゼ、Gたんぱく質共役受容体(GOCR))で代替遺伝子の研究を支援する。
[DW編集局]