[本文]
-
- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 首相官邸
- 元記事公開日:
- 2014/08/27
- 抄訳記事公開日:
- 2014/09/25
-
エネルギー移行において水素の出番はあるか
- 本文:
-
「France Stratégie」(首相の下にある検討・専門的評価・助言組織) の2014年8月27日標記報道発表の概要は以下のとおり。
炭化水素燃料資源が枯渇するときには、水素はそれに取って代わることの出来る資源と見られている。しかしこのガスが我々の日常生活に浸透するには、解決すべき課題が数多くある。CO2の排出を伴わないで製造するにはコストがかかりすぎ、爆発しやすいことで利用には細心の注意を要する。電気分解装置や燃料電池といった中核となる技術は、技術的には十分使用可能であるが、経済的な成熟度に達していない。一方その普及に当たっては、高いコストの特別なインフラの整備を必要とする。
「France Stratégie」では、水素が将来のエネルギー・ミックスの一部となり得るように、次の3項目の提言を行う。
・電気分解装置や燃料電池に関する研究開発支援を確保しておくこと
・水素の展開によって可能な経済的効果を評価し、同時に他の業界(ガス・電気、熱、エンジン用燃料等)への影響も調査すること
・当初から安全性や受容可能性の課題を考慮に入れること [DW編集局+JSTパリ事務所]