[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/09/09
抄訳記事公開日:
2014/09/26

教育制度の充実

Deutschland bildet sich

本文:

連邦共和国常設州文部大臣会議(KMK)及び連邦教育研究省(BMBF)は、OECD報告書Education at a Glanceを発表。これに関してBMBFは概略下記のような報道発表を行った。

OECDのEducation at a Glanceによると、ドイツの教育システムは著しい安定性と成果が見られる。非常に高い教育水準を達成しており、OECDの平均75%に対し、成人の86%は少なくとも中等学校II領域を終了している。

「ドイツは教育をこれまでにないほど進展させている。これは失業や人材不足に対する最善の策である」とヴァンカBMBF大臣は語った。OECD調査は、教育支出を平均以上に引き上げることができたことを明らかにしている。同大臣はまた「ドイツの教育システムの成功は、若者たちが大学教育と職業教育という二つの同等の選択肢を持っていることに起因するものでもある。この二つは職業に関する将来に最適な可能性をもたらすことになる。特に、自然科学の教育を無事終了する女性の割合が、ここ12年10%以上増加していることは朗報である」と語った。

シルビア・ロェルマンKMK議長は、「教育レベルやスキルが高くなればなるほど、近代的な生活を遅れるようになるし、労働市場の需要に対する備えがより充実する。特に早期児童教育の領域において多くを達成した。また、大学入学者や卒業生の数はこれまでになく増加している」と語った。同議長は重要なこととして、教育弱者に対して対抗策を講じ、包括的な教育システムを前進させることを挙げている。さらには、「これまで数年に渡り教育制度の質を持続的に引き上げるため非常な努力を重ねてきた。その投資は報われていると思うが、ここで立ち止まらずに一貫して継続することが肝要である」と語った。

OECDの調査によると、就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない若者たちの割合が低下しており、ドイツの大学進学者の割合が53%と上昇していることが、教育システムで改善された大きな点である。

[DW編集局]