2014年08月14日付の「中国科学報」ネット版は、第9回中国留学人員革新創業フォーラムが北京で開催されたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
　
8月12日、2014年第9回中国留学人員革新創業フォーラムが北京で開催され、教育部、中国国務院華僑弁公室、中国国家外国専門家の関連指導者、500人余りの国内外の留学生が同フォーラムに参加した。

同フォーラムは欧米同窓会によって主催され、テーマは「国際人材と中国でのチャンス」である。欧米同窓会副会長、中国グローバル化研究センター（Center for China ＆ Globalization）の王輝耀センター長は、「海外留学帰国者数の増加と共に、中国は海外留学生の帰国ブームを迎えた。2013年の留学帰国就職・創業者数は35.35万人で、史上最高を記録した。『イノベーション創業』は既に留学帰国者の時代的象徴となった」と語った。

中国国家対外経済貿易協力部の龍永図副部長は、「留学生は中国の貴重な人的資源であり、中国の国際化を大いに推し進める。中国は全力で帰国創業者を支援・激励する」と語った。紅杉資本中国基金（セコイアキャピタル中国ファンド）の創始者である沈南鵬氏は、「中国の海外帰国創業者には、若年化、創業分野の広範囲化、創業地域の拡大化という3つの特徴がある」と説明した。

人社部（中国人力資源・社会保証部）中国留学人員帰国創業専門家指導委員会によって選抜された「2014年中国留学人員企業推薦リスト」が同フォーラムで発表された。

[JST北京事務所]