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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/08/20
- 抄訳記事公開日:
- 2014/10/06
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3D印刷、人工軸椎・椎体置換術に成功
- 本文:
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2014年08月20日付の「中国科学報」ネット版は、中国が3D印刷で人工軸椎・椎体置換術に成功したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
北京大学第三病院が19に明らかにしたところによると、中国は世界で初めて3D印刷を利用した人工軸椎・椎体置換術に成功したとのこと。これは腫瘍切除後の脊椎構造の再構築に新たな手段を提供した。このほど、手術を受けた患者は既に退院した。
同病院の整骨科主任の劉忠軍氏は、「施術された患者は12歳で、ユーイング肉腫を患っていた。腫瘍は軸椎に位置しており、いつ治療不能な脊髄の損傷が生じ、呼吸停止に到ってもおかしくない状況であった。ユーイング肉腫は稀に見る脊柱に生じる悪性腫瘍であり、腫瘍の切除後、侵食された軸椎をすべて取り除く必要がある。しかしそうすれば、患者の首と頭の間の頚椎が1つ失われる。伝統的な治療方法では、患者の飲み込みが困難になる可能性があり、寝ている時も頭を床に付けられない」と紹介した。
劉忠軍氏が率いるチームは、チタン合金粉末を使った3D印刷技術で、軸椎の複雑な形状をコピーした隙間のある金属構造を作成した。骨細胞を金属の隙間に向かい成長させることで、融合の効果を生むことができる。また、同置換術は手術後、チタン板で固定することが不要で、チタンメッシュによる併発症を大幅に低減した。
[JST北京事務所]