[本文]

国・地域名:
フィンランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
フィンランド技術庁(Tekes)
元記事公開日:
2014/09/11
抄訳記事公開日:
2014/10/06

公的部門によるビジネス再生の推進

Public sector innovation agencies boost business renewal

本文:

フィンランド技術庁(Tekes)の2014年9月11日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ビジネスの成功を前提条件に成長を求める企業を育成するため、今年、Finnvera、フィンランド開発基金(Sitra)、フィンランドアカデミー(Academy of Finland)、フィンランド技術庁(Tekes)およびフィンランド国立技術研究センター(VTT)がジョイント・ディレクション・ワーク(joint direction work)において協働する。フィンランド大使館商務部(Finpro)もこのチームに合流した。

ジョイント・ディレクション・ワークは、フィンランドに好ましいビジネスチャンスの開拓を加速化するための新たなビジネスモデル創出を支援する。研究・教育がこの分野のイノベーション活動の基礎を築くとして、フィンランドアカデミーもこのチームに参加する。ジョイント・ディレクションでは、参加公的機関とその他の当事者が協力し、それぞれの役割に適したかたちで共通目標を達成していく。

ジョイント・ディレクション・パートナーシップは、国際競争力のあるビジネス・エコシステム(企業生態システム、ビジネス生態系)の推進を狙いとした新たなビジネスモデルの開発と創成のため、5つのテーマを対象としている。

ビジネス分野に焦点を当てた3つのテーマは以下の通り。

 デジタル化を通じた産業界の再生
 資源の効率化によるビジネスチャンスの創出
 保健衛生および福祉の面でのビジネスチャンス

残る2つのテーマは、新しいビジネス・エコシステムの創成と、市場へのアクセスおよび商業化に公的部門が果たす役割に関連したものとなっている。

上記の各テーマは、この秋に実施されるパイロットプロジェクトでさらに検討が続けられる。

[JSTパリ事務所]