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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2014/09/25
- 抄訳記事公開日:
- 2014/10/16
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全世界のカーボン・クレジット、減少傾向に
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年9月25日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===9月23日、各国首脳が気候変動に対する行動を促すことを目的に国連気候変動サミットに参集した。会議に先立ち、世界各地では気候変動に関するデモ行進が行われ、161カ国で570,000人が行動を求めて街頭に繰り出した。
このサミット開催の数日前、グローバル・カーボン・プロジェクト(Global Carbon Project)が公表した調査結果によれば、今年の二酸化炭素の年間排出量は2013年比で2.5%増加し、1年間の総排出量が400億トンにのぼる可能性があるという。なお、2010年の排出量は320億トンであった。
ガーディアン紙によると、この調査結果は、世界の「炭素収支」(あるいは、全世界が産業革命以前のレベルから気温を2度以上上昇させずに二酸化炭素を排出できる量)がわずか一世代、つまり今から30年以内で使い果たされてしまうことを意味しているという。
[JSTパリ事務所]