[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/09/24
抄訳記事公開日:
2014/10/20

INVESTプログラムの免税措置による起業促進を期待

Gabriel: Steuerbefreiung des INVEST-Zuschusses verbessert Finanzierungsmöglichkeiten für Start-ups

本文:

連邦閣議が、「INVEST-改定ベンチャーキャピタルプログラム」を法人税から免除することを決定した。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

ガブリエルBMWi大臣は、「INVESTを通して、より多くの投資家が起業家を信頼し、そのアイデアを支援するよう働きかけていきたい。同時に若い革新的な企業が、ベンチャーキャピタル(VC)へ容易にアプローチできるようにしたい。この免税措置によってINVESTは、更に魅力を増すことになる。同時にドイツのVC強化に関する第三期メルケル政権の連立協定実行の第一歩である」と語った。

この税法規定は2013年に遡って適用され、これに伴いこれまで支払われた全てのINVEST助成金に適用されることになる。議会での手続は2015年初めまでに終了する予定。

INVESTプログラムによる助成金は、個人投資家の自己資本投資の20%である。その条件は、投資家が最低1万ユーロを若く革新的な企業に出資し、その出資が最低3年間保持されることである。INVESTプログラムはこれによって個人投資家の投資リスクを減少させ、同時に新規企業がVCを見出すチャンスを向上させるものである。

同プログラムは2013年5月にスタートした。これまで600件以上のビジネス・エンジェル投資が進められ、起業のためのVCに4,500万ユーロが投入されている。実施所管官庁は連邦経済輸出管理庁(BAFA)。

[DW編集局]