2014年08月20日付の「中国科学報」ネット版は、MOST(中国科学技術部)が国家文化科学技術イノベーションプロジェクト西部アクションプランを発表したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国西部地域の文化資源の優位性を十分に発揮させ、東沿岸部の科学技術、人材、金融等の資源とのドッキングを強化し、科学技術支援と商業モデルの創成を強化し、西部地域の発展モデルの転換とグレードアップを推進するため、MOST及び関連部門は、国家文化科学技術イノベーションプロジェクト西部アクションプランを発表した。
同方案は次のような主要ミッションを制定した。

① デジカル化技術を十分に活用し、西部文化資源の発掘と利用を促進する。
② モバイル・インターネットとデジカルマルチメディアを積極的に利用し、西部文化観光の市場集客力と運営管理レベルを向上させる。
③ 商業モデルの創成と技術融合を強化し、西部中心都市の文化新業態を作り上げる。
④ 西部文化科学技術産業プラットフォームの構築を強化し、西部文化科学技術産業のレイアウトを最適化する。
⑤ 文化科学技術イノベーション体系の建設を強化し、文化科学技術のイノベーション環境を整える。
⑥ 国際協力を強化し、西部文化産業の海外進出を推し進める。

[JST北京事務所]