[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/09/29
抄訳記事公開日:
2014/10/28

国連の「持続可能な開発のための教育10年」終了

Auftakt der Konferenz "UN-Dekade mit Wirkung" in Bonn

本文:

国連の「持続可能な開発のための教育10年」(2005-2014)の終幕を飾る国際会議が開かれる。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

BMBFとドイツUNESCO委員会共催の「持続可能な開発のための教育の10年」終了に関する国連の会議がボンで開催される。二日間にわたる同会議では、ドイツの10年にわたる集中的な関与を振り返り、国内外の政治家、教育関係者、研究者400人が一同に会する。「ボン宣言2014」が採択され、ドイツにおける国連の活動10年の総括を行い、終了後の新たな目標を挙げることになっている。

ヴァンカBMBF大臣は会議に関して、「これまでの10年間、一貫した持続可能性戦略に決定的な一歩を踏み出した。持続可能性が単なる夢物語ではなく、政治的な良識の実践であるということを強く意識するようになった。環境や社会、経済活動における持続的な行動というのは、教育によってのみ自覚させることができる。未来に責任を持った行動は一貫して学習によってのみ達成することができるからだ」と語った。

国連の「持続可能な開発のための教育10年」によって、国連加盟国はその教育システムのあらゆる領域において持続可能な開発の模範像をしっかりと根付かせるため、2005年から2014年に特別な努力をするよう義務付けられた。連邦政府の主要所管省としてBMBFは「持続可能な開発のための教育10年」の実行に関してこの10年、約900万ユーロの予算を投じてきた。

[DW編集局]