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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/10/02
- 抄訳記事公開日:
- 2014/10/29
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知識をグローバルネットワーク化
- 本文:
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ヴァンカ連邦教育研究大臣は「国際協力アクションプラン」を公表した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。
「国際協力アクションプラン」は、今後ドイツが世界的に科学の分野でどのように協力していくかを示すものである。
ヴァンカ大臣は、「知識のグローバルネットワーク化」会議の開催宣言に代えて、「イノベーション世界チャンピオンになるためにも、ドイツは将来の国際競争に向けてより良い対応をしていくべきでる。そのために、各国との協力を深化させることはもとより、質的に向上させていかなければならない」と語った。同会議では学界、産業界などから200人に及ぶ関係者が、国際研究協力の戦略的方向付けについて議論する。
研究開発においては既にネットワーク化が進んでおり、ドイツの科学的文献のほぼ半分は国際共著論文となっている。また、ドイツの輸出製品における外国人の付加価値割合は約30%で、ドイツ滞在のために助成を受けている外国籍研究者数は2002年以降継続的に上昇し、現在3万人以上に達している。
特にアジアにおいて、科学技術センター設立やイノベーション・キャパシティの立ち上げ、拡大がなされている。最近の推定によると同地域で研究のために6,320億ドルが支出されている一方で、欧州のそれは3,510億ドルである。
このためBMBFは教育、科学、研究、イノベーションを国際的なネットワークの中で更に強化していく。アクションプランはそのための基礎となるものである。
このプランでは、
開発途上国、新興工業国との協力について
グローバルな重要課題の解決のためにどう貢献できるか
ハイテク戦略の枠組みの中で新たなイノベーションの可能性を引き出していくか
等を記している。成功した協力基盤の例として30のプロジェクトを紹介。例えばアマゾン地域における気候測定タワー、アフリカ諸国との健康研究ネットワーク、アメリカとの再生医療における協力プロジェクトなどである。同時にこのアクションプランは、国別、地域別戦略の基本も提示しており、各国それぞれの戦略によって地域別の有効な相互協力を行い得るか、どの分野でその活動が補完し、より実りあるものとなるのかが記述されている。
「知識のグローバルネットワーク化」会議の議論と「国際協力アクションプラン」は、2015年に採択が予定されている連邦政府の科学と研究における新国際戦略の基盤となるものである。
「国際協力アクションプラン」(英語)は下記参照:
http://www.bmbf.de/pub/International_Cooperation_action_plan.pdf [DW編集局]