[本文]
-
- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科技日報
- 元記事公開日:
- 2014/09/03
- 抄訳記事公開日:
- 2014/11/05
-
研究者、技術移転の難題を根本からの解決へ呼びかけ
- 本文:
-
科技日報は9月3日付で、中国科学技術発展戦略研究院(CASTED)の郭鉄成と邸暁燕両氏より投稿された「科学技術成果移転の難題を如何に解決できるか」を題した文章を掲載した。本記事でこの文章の概要をまとめる。
文章は、中国の技術移転で抱えた問題は計画経済時代に由来した産物であり、その実質は研究が生産との関連が失われていることだと分析した。
中国政府がここ近来講じてきた技術移転を促進するための諸施策に対して、ニーズとシーズの関連付という面で、制度的に技術移転のバリアを除去している評価した。また、基礎研究の成果応用について、世界慣用の「技術経営」モデルの導入を提案した。
この他、文章は、中国の技術移転を促進するために以下の提案を挙げた。
・政府主導の科学技術計画を、基礎研究に資する研究計画と応用研究・試験開発に資するイノベーション計画に分ける。
・研究開発を先行し、その後に産業化するという従来の研究開発モデルを改革し、企業の需要を優先にしてイノベーション研究を手配する。
・ユーザの需要を基とする基盤技術の合同研究を支援する。
・技術経営するためのシステムを確立する。 [JST北京事務所]