ロシア連邦政府の2014年9月2日付標記記事の概要は以下のとおり。

スバルバード（スピッツベルゲン）にロシア研究センターが研究、教育、その他機関のコンソーシアムとして企画されている。本センターはスバルバード諸島及び北極海の調査活動を調整することになる。ロシア研究センターの設立と発展に係る本構想は、スバルバード諸島におけるロシアのプレゼンス確保政府委員会の決定に従って、教育科学省が立案したものである。

当該諸島に関する研究は1960年以降、天然資源・環境省等の傘下にある約10の国立研究機関が関与して、定期的に実施されてきた。研究は、地球物理学、氷河学、海洋学、生物学、地質学、考古学、歴史学の分野で行われている。汚染や気象のモニタリングも実施されている。

スバルバードに設置予定のロシア研究センターは、研究活動の調整を行うとともに当該諸島に関する研究のファンディング・メカニズムの改善にも資する。本センターは、法人ではなく、研究・教育機関等のコンソーシアムとして機能し、その活動は監視評議会及び研究評議会によって管理・指導される。

[DW編集局]