[本文]

国・地域名:
ノルウェー
元記事の言語:
英語
公開機関:
ノルウェー研究会議
元記事公開日:
2014/10/10
抄訳記事公開日:
2014/11/10

研究データのオープン・アクセスに関する初の方針を採択

Research data must be shared

本文:

ノルウェー研究会議の2014年10月10日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議は、公的資金によるプロジェクトの研究データに対するオープン・アクセスについて、初の方針を採択した。このガイドラインは、ごく一部の例外を除き、同研究会議から支援されているプロジェクトから得られるすべてのデータに適用される。

今回の方針は、EUやその他の国々が実施している方針と足並みを揃えるものとなっている。

本方針のガイドラインでは、データの保存、外部からのアクセス確保、および共有について、その方法が説明されている。ガイドラインの背景にある主なコンセプトは、エンバーゴ期間、研究データを利用するためのライセンスの付与、およびデータ管理のための長期計画の必要性である。

この方針は要件としてではなく、一連の提言として策定されている。ノルウェー研究会議の様々な研究助成プログラムも、この方針の原則に従い調整されることになる。考えられる一つの措置としては、研究プロジェクトにデータ管理計画を織り込む要件の導入が挙げられる。同研究会議は、プロジェクトの運営費用の一部としてデータ・アクセス費用を認める際のベースにこれらの管理計画を利用する予定である。また、研究インフラのための国家融資イニシアティブ(National Financing Initiative for Research Infrastructure)などを通じ、データの保存・管理のために適切に設計されたインフラを確立することにも注力するとしている。

本ガイドラインは、研究プロジェクトを立案する際に研究者を支援することを目的としている

[JSTパリ事務所]