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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/10/22
- 抄訳記事公開日:
- 2014/11/11
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エボラ出血熱研究を強化
- 本文:
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連邦教育研究省(BMBF)はエボラ出血熱に関する研究に500万ユーロの追加支出をすることになった。これに関してBMBFは概略下記のような報道発表を行った。
エボラ出血熱研究への追加投資によって、これまで疎かにされてきた、貧困に直接関係する疾病への研究助成を更に強化することになる。ヴァンカBMBF大臣は、「緊急に信頼できる診断、処置方法を必要としており、最善の努力で開発しなければならない。」と発言した。
2010年にBMBFによって設置されたドイツ感染症研究センター(DZIF)傘下の「新しく発生する感染症」の領域において、既にエボラ出血熱の研究がなされている。DZIFでは、大学内外の研究者が密接に協力している。DZIFはエボラ出血熱と闘うために幅広い研究を行うことを目的とし、ドイツ・エボラウイルス・コンソーシアム(EBOCON)を発足させた。現在、新しく進められるプロジェクトは喫緊の問題と取り組む国際的活動と結びついていて、予防法の開発から、ワクチンの臨床試験、疫病の抑制戦略の作成に至る。これらは、当該国での疫病の蔓延に対しこれまでより効率的に監視できるよう、携帯端末からのリアルタイムなデータの転送を可能にすることで改善されなければならない。
エボラ出血熱を抑制するためには、現在の西アフリカの諸条件の下で確実に利用できる検査キットが必要である。BMBFが助成する製品開発パートナーシップであるFINDは、迅速な検査法の開発に関するプロジェクトの提案を行った。Alere Technologies社と共同で実用に供される。ヴァンカ大臣は「時間的制約がある中で検査法を開発することは難しいが、必要性と緊急性にせまられる状況では不可欠である」と語った。
BMBFのエボラ出血熱研究開発イニシアティブは即時スタートする。目標は、成果をできるだけ速く危機に直面する地域において利用できるようにすることである。これらの研究は、将来予想される他の疫病の予防にも役立つものである。
[DW編集局]