[本文]
-
- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 報道センター
- 元記事公開日:
- 2014/10/23
- 抄訳記事公開日:
- 2014/11/20
-
欧州連合、エボラ出血熱の研究推進のため2,440万ユーロを拠出
- 本文:
-
報道センターの2014年10月23日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===欧州委員会は、対応が急がれるエボラ出血熱の研究にEU予算から2,440万ユーロを拠出することを発表した。この予算は、有望なワクチンの大規模臨床試験や、エボラ出血熱の治療のための既存、または新しい化合物の検査など、5件のプロジェクトに充てられる。この資金はEUの研究・イノベーションプログラムであるホライズン2020から支出され、できるだけ早期の作業開始となるよう速やかな手続きを経て提供される。また欧州委員会は産業界とも協力し、革新的医薬品イニシアティブの一環として、エボラ出血熱やその他の出血性疾患のためのワクチン、薬剤および診断法の開発を進めている。
この資金は、独立した専門家グループによる評価を経たEU全域および数多くの第三国のチームから寄せられた申請に対して提供される(選定されたプロジェクトについては、添付書類を参照のこと)。
さらに欧州委員会は、欧州・開発途上国臨床試験プログラム(European and Developing Countries Clinical Trials Partnership:EDCTP)に対し、エボラ出血熱を含め、アフリカにとって懸念される新興感染症をその作業計画に含めるよう要請している。これによりEDCTPは、今後必要性に応じて薬剤やワクチン、診断法の臨床試験に資金を提供することができるようになる。
[JSTパリ事務所]