[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/09/10
抄訳記事公開日:
2014/11/25

清華・バークレー深セン学院が正式設立、年内に学生募集開始

清华-伯克利深圳学院正式成立 年内启动招生

本文:

2014年09月10日付の「中国科学報」ネット版は、清華・バークレー深セン学院が正式に設立され、年内に学生募集を開始すると報じた。本記事ではその概要をまとめる。

清華・バークレー深セン学院が9月9日、正式に設立された。深セン市政府、清華大学、カリフォルニア大学バークレー校が締結した「三者間協力協定」によって、同学院は初期段階において、ナノテクノロジー及びナノ科学、低炭素及び新エネルギー技術、ビッグデータ及び将来インターネット等をめぐって学際研究センターを建設し、今年年末から博士学生を50名募集し、来年9月に正式に入学する見込みである。

清華大学の陳吉寧学長の紹介によると、同学院は管理モデル、人材養成モデル、協同イノベーションモデルの構築において、異国間、異分野、異文化、学際的な特色を有するという。

学院の主体は清華大学深セン研究生院(大学院)に設置し、深センとバークレー両キャンパスで研究と授業を展開することができる。初期段階を経て、発展のニーズに応じ、上記以外の学際的研究科目も建設する計画である。同学院の教員メンバーは清華大学、カリフォルニア大学バークレー校、グローバル採用の教員等から構成され、国際教育の目標に相応しい院生教育を構築する。

同学院は、戦略的新興産業をめぐって科学研究と産学研提携を大いに展開し、協同イノベーション国際システムを建設し、科学技術分野のグローバル・リーダー及び将来の企業家を養成する。清華・バークレー深セン学院は旧来の学校間協力を超え、大学・政府・企業間の協同イノベーションを展開する。

陳吉寧学長によると、学院はグローバルに向け、学生を募集し、海外留学生の比例が30%を超える見通しであるとのこと。同時に、同学院は優秀な学生を獲得するために1,000万元の奨学金を設置し、学生の課題チームと創業活動を支援するため、1,200万元の学生創業基金を設置している。

[JST北京事務所]