[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/10/31
抄訳記事公開日:
2014/11/26

がん研究を積極的に推進

Krebsforschung in Deutschland wird gestärkt

本文:

ヴァンカ連邦教育研究大臣は、ドイツ国立がん研究センターの創立50周年記念式典で祝辞を述べ、同センターの強化及びドレスデンにセンター支部を設けることを公表した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

ドイツにおけるがん研究をさらに強化するため、国立がん研究センター(NCT)はドレスデンにNCT支部を新設する。ハイデルベルクで開かれたNCT50周年記念式典においてヴァンカ大臣は、「がん治療の進化はすべて人の願いである。これまでも優れた研究により大きな進歩を遂げた。ドイツがん研究センター(DKFZ)がこの50年に上げた業績にたいし祝意を表する」と述べた。

DKFZは、がんについての知識、理解を向上させ、新しい治療法を開発で大きな貢献をなしてきた。10年前に設立された国立がんセンターNCTはDKFZ、ハイデルベルク大学医学部、ドイツがん基金が協力する形で、臨床研究と患者の看護を一つ屋根の下で行うために、中心的な機能を果たしている。同大臣は、「患者一人ひとりにオーダーメード型の治療を施すことができるようになることがNCTの将来を決めるだろう。連邦政府が推進するアクションプランで強化を図っている個別医療の中核をなすものである。連邦政府は、NCTがこの目標を達成できるよう、継続して追加資金を用意していく」と語った。NCTはこうした支援を通じて、欧州における個別がん研究におけるトップ・センターの一つに発展することになる。

この強化策は2015年にスタートする。2019年までに徐々に助成額を引き上げ、最終的には年間3,600万ユーロを追加投資する。バーデン・ビュルテンベルク州及びザクセン州は追加的に400万ユーロを用意する。

[DW編集局]