[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/11/04
抄訳記事公開日:
2014/11/28

バイオエコノミー

Bioökonomie – nachhaltige Alternative zur fossilen Wirtschaft

本文:

「バイエコノミー‐化石燃料に代わる持続的選択肢」会議がベルリンで開かれた。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

バイオ燃料をベースとした経済は順次、石油を中心とした化石燃料経済を補完すべきである。これは、連邦政府が2013年に策定した国のバイオエコノミー政策戦略の目標である。バイオエコノミーがどのように貢献し、バイオマスの利用増加と食糧確保がどのようにしてバランスを取っていくのか、が会議の論点となる。

ヴァンカBMBF大臣は会議開催に当たり、「製品と製造プロセスのために、植物資源を持続的に生産したり、利用することによって新しい経済成長が可能となる。バイオエコノミーはハイテク戦略実現の好例となるものである。これまで全く、あるいはあまり利用されてこなかった砂糖や木材加工から出るごみや、食品加工の際に生ずる廃棄物の再利用が可能であるだけでなく、自動車、建築資材、化粧品の領域においては新しい製品を開発することが可能になるだろう。バイオエコノミーによって、化石燃料に大きく依存していた経済から資源有効利用経済へと変わることが可能である」と語った。

シュミット連邦農業(BMEL)大臣は、数百年万をかけて蓄積されてきた限られた資源である化石燃料を僅か1世紀の間に使い果たすことは、次の世代に対して決してフェアではない、と強調し、「農業の使命は、第一に食糧の生産である。しかし、経済界における植物資源の利用はこれまで以上に重要性を増している」とした。同大臣は、そこに農村地域のチャンスがあるととらえ、「バイオをベースとした経済の基盤を築く強い、多様性のある、持続的農業は農村地域においてより大きな付加価値を生み出していける。バイオエコノミーは、農業生産者により多くの収入を確保してくれることになる」と語った。

両大臣は、植物資源の産業利用、エネルギー利用に当たっては、食糧確保が優先されるということを明確にしている。2050年までに世界人口は90億人に増加する。世界的な飢餓に備え、国際連合食糧農業機関(FAO)は70%の農業生産率増加が必要と推定している。同時に、バイオマスの材料的、エネルギー的利用も上昇する。シュミットBMEL大臣は、「持続的に生産される植物資源の利用増加によって食糧を確保するという目標を、研究開発の強化によって支援しようとするものである。例えば、栄養の乏しい土地でも成長できる、水が不足する場所でも収穫できる植物の研究である」と語った。

[DW編集局]