[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/11/07
抄訳記事公開日:
2014/12/01

グリーンタレント2014: 未来の持続可能性研究者

Green Talents 2014: Die Nachhaltigkeitsforscher von Morgen

本文:

今年度グリーンタレント・コンペティションの勝者をヴァンカ連邦教育研究大臣がベルリンで表彰。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。

100か国以上800余人の応募者から、権威あるメンバーからなる専門審査委員会が、未来の持続可能性領域の研究者となりうる「グリーンタレント 2014」を選考した。グリーンタレントの選考は、これまでBMBF大臣の後援で6回実施されている。

ヴァンカ大臣は、「受賞者の数はもとより、グリーンタレントプログラムへの関心と国際的な知名度がここ数年継続して高まっていることを大きな喜びをもって見守ってきた。このコンペティションは今や、持続可能性研究の領域における国際的な知名度を持つ賞の一つになっている。
グローバルな持続可能性の目標は、科学的な協力関係や人材の交流によってのみ達成しうるものである。このため、若い研究者の国境を越えた出会いを必要としている」と語った。

25名の勝者は、ドイツ国内での研修に招待され、ドイツの環境、持続可能性研究の重要拠点を訪問することになる。太陽エネルギーシステム研究所ISE(フライブルグ)、ソシオ・エコロジー研究所(フランクフルト)、気候環境センターKIT(カールスルーエ)の他、シーメンス株式会社(ミュンヘン)も訪問する。研修中、参加者は希望に応じてドイツの専門家との個別面談を最大3つまで入れられる。

またグリーンタレントは、ドイツの研究機関を自身で選択し自分の研究テーマをもって3週間の研究滞在を行う権利を得る。この費用は連邦教育研究省が負担する。

過去の受賞者の一部はその後、シーメンス社、フラウンホーファー研究所などといった研究所や産業界でキャリアを積んでいる。
年々、受賞者数は増加し、これに伴い将来性のあるネットワークが構築されてきている。今年度の受賞者を合わせると、これまで41か国130人の研究者がグリーンタレントとして表彰された。
プログラムの詳細情報:www.greentaltents.de

[DW編集局]