[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/11/10
- 抄訳記事公開日:
- 2014/12/02
-
ドイツ最大級の健康調査がスタート
- 本文:
-
ヴァンカ連邦教育研究大臣とシュルツェ/ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州イノベーション科学研究大臣は合同でドイツ最大の医学的健康調査にゴーサインを出した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
ドイツ最大級の医学的健康調査ナショナル・コホート(National Cohort)が始まる。全国18調査センターの全てで20歳から69歳の市民、合計20万人がこの調査に参加する。
ヴァンカBMBF大臣は「これから数年間、ナショナル・コホートの調査で国民病対策への理解を強力に進める大きなチャンスを得ることになる。全18調査センターは、研究者や職員の努力によって直ちに100%機能できる状態にある。ナショナル・コホートから連絡を受けた市民には、積極的に調査に参加してもらいたい。なぜならば積極的に参加する市民が多ければ多いほど調査の価値は増し、その恩恵を受けることが可能になるからだ」と語った。
ナショナル・コホートは未来への投資である。20年以上にわたり遺伝的要因、環境条件、社会的環境、生活様などの疾病発病への影響について新しい情報を得ることになるからである。特に糖尿病、神経疾患、がん、心臓循環器系疾病といった頻度の高い国民病が研究の中心となる。得られた知識は、病気の予防や治療法改善に役立てられる。ドイツ国民の平均値を得ることを目的とすることから、参加者は無作為に選ばれる。
調査費の計2億1,000万ユーロはBMBF、連邦14州、ヘルムホルツ協会ドイツ研究センターによって負担される。調査には14の総合大学、4つのヘルムホルツセンター、4カ所のライプニッツ研究所が参加。
[DW編集局]