[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
元記事公開日:
2014/10/10
抄訳記事公開日:
2014/12/04

英国宇宙セクターの成長

Growth of the UK space sector

本文:

ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)の2014年10月10日付標記発表記事では、グレッグ・クラーク(Greg Clark)BIS/大学・科学担当大臣の英国王立航空協会における講演内容を伝えているところ、概要は以下のとおり。

英国宇宙庁は10月9日、「2014年英国宇宙セクターの規模と健全性」に関する詳細な報告(https://www.gov.uk/government/publications/uk-space-industry-size-and-health-report-2014)を発表した。英国の宇宙セクターは英国経済に毎年113億ポンドという目覚しい貢献をしており、過去2年間に平均7.2%成長している。

このような順調な伸びの基盤は協力にある。学術界と民間セクターが提携して、2014年4月発表の「宇宙イノベーション・成長戦略」に定めた目標に向かって取り組んでいる。目標ごとに利用可能なファンディング(中核となる大型ファンディングは欧州宇宙機関(ESA)によるものであるが)があり、協力によって実際の雇用や経済収益をもたらしている。そこには公共セクター本来の役割があり、技術的リスクの除去、明確な規制枠組みの確保、そして当該セクターの長期的成長を支える戦略策定を通じて、政府の支援が可能である。

人工衛星は今やどこにでも存在し、それが我々の日常生活に占める部分はますます増えてきている。また、衛星によるデータがこれまで宇宙とは関係のなかった問題に答えを提供するようになってきている。英国には、世界をリードする非常に重要な衛星製造基盤、革新的な科学コミュニティ、そして持続的な政府支援があり、衛星技術及びサービスを使用する際に必要なインフラの構築では優位な位置にある。

今年のファーンボロー宇宙会議で掲げた英国政府の野心の1つは、英国宇宙基地を創設し英国発の宇宙船運用に必要な規制枠組みを明確化することで、400億ポンドの見込みがある商用宇宙飛行市場の大部分を英国が獲得するという計画である。政府は2018年までに英国に宇宙基地を設置するという堅い目標を持っており、市場の10%を獲得できれば、宇宙セクター全体としての目標に向かって着実に進んでいるといえる。

[DW編集局]