[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国科学振興協会(AAAS)
元記事公開日:
2014/10/09
抄訳記事公開日:
2014/12/08

2014年ノーベル賞受賞者に「Science」誌での論文発表者や2名のAAASフェロー

2014 Nobel Prize Winners Include Science Authors and Two AAAS Fellows

本文:

10月9日の米国科学振興協会(AAAS)ニュース記事によれば、2014年のノーベル賞発表により、AAASのメンバーおよびフェローにはノーベル賞受賞者がさらに2名増える。また受賞者の中には「Science」誌上に主要な論文を発表している人もいる。

AAASフェローのエドバルド・モーザー氏とその研究協力者でもある夫人のマイブリット・モーザー氏夫妻が、脳内の「内部GPS」を構成する細胞の発見で2014年のノーベル医学・生理学賞を受賞した。この業績は英国系米国人科学者、ジョン・オキーフ氏の以前の発見に基づくもので、110万ドルの賞金は3人が共有することになる。

また、ノーベル物理学賞は、エネルギー効率が高く環境にもやさしい新しい光源、青色発光ダイオード(LED)の発明で3名の研究者が受賞した。受賞者の1人、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二氏は、1998年の「Science」誌に青色光LEDの構造の不完全性の役割を記述したレビュー記事を掲載している。

ノーベル化学賞は、AAASフェローでスタンフォード大学のウィリアム・モーナー氏、ハワード・ヒューズ医学研究所のエリック・ベッツィヒ氏、独マックスプランク生物物理化学研究所のステファン・ヘル氏に授与された。ナノメータ・スケールの対象物を見ることができる光学顕微鏡使用法の研究業績が認められたものである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]