[本文]
-
- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/10/08
- 抄訳記事公開日:
- 2014/12/15
-
中国自主開発の肝臓癌試薬、臨床使用へ
- 本文:
-
2014年10月8日付の「中国科学報」ネット版は、中国が自主開発の肝臓癌試薬を臨床で使用すると報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国第二軍医大学東方肝胆外科病院の王紅陽院士が率いる研究グループは、肝臓ガンの新型診断薬Glypican-3(略称GPC3)の開発に成功し、正式に臨床での使用を推進する。
研究者たちが肝臓ガンのcDNAから分離したGPC3遺伝子を持つ人は、肝臓ガンの陽性反応率は80%以上になっていると発見した。GPC3は肝臓ガンの早期発見、再発の防止、ガンの転移と手術治療効果の検証に重要な役割を果たすであろう。
研究グループは、GPC3検査キットを研究開発した。GPC3検査キットは中国初完全に自主知的所有権を持つモノクローナル抗体を基礎としての製品である。臨床での有効性は同類の外国製品より優れている。
GPC3検査キットは、肝臓ガンの病理診断に使用し、臨床で肝臓の腫瘍悪性ケース治療に重要な意味を持つであろうと王紅陽院士が語った。
[JST北京事務所]