[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/12/03
抄訳記事公開日:
2014/12/15

エネルギー効率化を第二の柱に

Gabriel: Wir systematisieren die Energiwende und machen Energieeffizienz zur zweitenn Säule

本文:

ドイツ連邦閣議は、第一回エネルギー転換進捗報告の他、幅広いエネルギー政策に関連する決議を行った。これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

第一回エネルギー転換進捗報告、エネルギー効率化アクションプラン(NAPE)、気候保護アクションプログラム2020が閣議決定された。

同省のガブリエル大臣は、「エネルギー転換をシステム化し、実行可能なものとする。即ち、再生可能エネルギー改革と将来的な電力市場のデザインに関する計画に次いで、エネルギー転換の実行における次の重要なマイルストーンを明確にしたことになる。進捗報告では、現在の立ち位置を示し、エネルギー転換の目標が達成可能かどうかを検証された。特に行動を必要としているのは、エネルギー効率化と気候保護である。これについて、エネルギー効率化に関するアクションプランを打ち出し、エネルギー転換においてエネルギー効率化を第二の柱とする」と発言した。

第一回進捗報告は、過去数年にわたるデータ分析を基盤にして、エネルギー転換の現状と、エネルギー転換の目標達成に関するさらなる措置を示している。「未来のエネルギー」モニタリング・プロセス専門委員会は中立的な立場で進捗報告書に関する意見書を作成し、ガブリエル大臣に提出している。

NAPEによると、全国で390-460PJ(ペタジュール)の省エネが実現できるはずで、これはブレーメン市とテューリンゲン州のエネルギー消費の合計に匹敵する。また、交通分野では、およそ110-160 PJの省エネが達成可能であると予測している。NAPEの措置により、2020年までにエネルギー転換には800 億ユーロ以上の投資が見込まれる。2020年気候保護目標を達成するためには、あらゆるセクターが排出削減努力を行わなければならず、電力セクターも例外ではない。

[DW編集局]