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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/12/02
- 抄訳記事公開日:
- 2014/12/17
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ドイツのイノベーションをネットワーク化
- 本文:
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ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は、産学連携クラスターの国際化を新しい施策によって振興する。これに関してBMBFは概略下記のような報道発表を行った。
カリフォルニアのシリコン・バレーは一種のブランドである。ある分野の企業が地元に定着し、アカデミアとのネットワークや協力体制を生む地域の代名詞となっている。ドイツでも特定の技術分野でイノベーションの原動力となっている企業、大学、研究機関が地域的協力を行って成功している。例えばニュルンベルク周辺の医療技術クラスターや、オストヴェストファーレン‐リッペ地域のインダストリー4.0関連のクラスターである。
こうしたクラスターは、地域の大学・研究機関と産業の力を一つの分野に統合し、コンセプトを明確にしたBMBFのさまざまな助成プログラムによって形作られてきた。連邦政府とドイツ国内の中小企業にとってクラスターは、イノベーション、持続的付加価値創造、国際的競争力強化ための非常に重要な手段である。
BMBFは次のステップとして、イノベーションに強い地域クラスターの国際ネットワーク化に力を注ぐ。新しい助成策で、先端クラスターやハイテク戦略の未来プロジェクトを支援していく。世界の他のイノベーション先進地域との戦略的協力を拡大させることは、国際化を特に重視する連邦政府の新しいハイテク戦略の主要素である。
ヴァンカBMBF大臣は、「先端クラスター、未来プロジェクト、などの多くのネットワークは、企業、アカデミアを有効に結び付けた。ドイツが発信する、将来性のあるアイデア、発明、製品は世界のパートナーたちにとって魅力あるものであり、また国際競争力をもったものでもある」と語った。
BMBFは国際化コンセプトの開発とその実行に関して、それぞれ最高400万ユーロを用意する。
[DW編集局]