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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2014/11/06
- 抄訳記事公開日:
- 2014/12/19
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サイバー・フィジカルシステムの変革可能性に力点を置いた新規特別報告
New Special Report highlights transformative potential of cyber-physical systems
- 本文:
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2014年11月6日の国立科学財団(NSF)の標記報道発表によれば、NSFが支援する米国最先端のサイバー・フィジカルシステム(CPS)研究者の会合で、この重要な領域へのNSFの投資に焦点を当てた特別報告を発表した。CPSでは、検出、計算、制御、ネットワーキングを物理的対象と基盤構造に組み込む。サイバー・フィジカルシステムの例としては、自動走行車、航空機の自動操縦システム、遠隔ロボット装置、エネルギー効率の高い建造物、その他多数がある。
「CPSに対する動機は分野によって様々であるが、この技術の多くはサイバースペースと物理スペースを結合する複雑系の科学・工学において一連の共通な基本的課題に直面している。NSFのCPSプログラムでは、個々のシステムや応用領域の特殊事項を何らかの方法で取り除いて、すべての応用分野でサイバー・フィジカル成分を統合することに力点を置いた分野横断的基盤的な科学・工学原則を明らかにしようとしている」とNSFのコンピュータ・ネットワークシステム部門長は述べている。
NSFは2008年以降、すべてのCPSシステムの基盤となる基盤的研究の実施に2億5000万ドル以上を投じている。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]