ビジネス・イノベーション・技能省（BIS）の2014年11月5日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

英国政府は2014年11月5日、研究と市場との間に横たわる「死の谷」に橋を架けるべく、企業や科学者の支援に6,700万ポンドのファンディングを発表した。

・英国における新興技術の支援に5,000万ポンド
Innovate UK（2014年夏から用いられている通称、以前の正式名称は「技術戦略審議会: TSB」）は、ヒトの臓器の3Dプリンティング、グローバルなニーズに対処する優れた医薬品、電子デバイスの「自由なパワー」など、英国が将来主導的役割を担う位置を占めている7つの新技術領域に、5,000万ポンドのファンディングを約束している。

・産業界における最大210件のPhD取得者受け入れに1,700万ポンドのファンディング
工学・物理科学研究会議(EPSRC)と産業界との協力によるPnD取得者に対するこのような就職斡旋は、あらたな職能を開発し、長期的には企業と大学間の密接な関係を構築するのに重要な役割を果たすことになる。

上記のほか、英国の優れたデジタル発想の急速な発展を図る「デジタル・カタパルト・センター」の設置が発表され、2015年3月には3つの地方で「デジタル・カタパルト・センター」が開設される。これらセンターでは、2018年までに1万社の技術系小企業を支援して、3億6,500万ポンドの経済効果をもたらすことを目標にしている。

[DW編集局]