2014年10月28日付の国防高等研究計画局（DARPA）サイトの標記ニュース記事によれば、「ギネス世界記録」当局者はこのほど、DARPAのテラヘルツ・エレクトロニクス・プログラムにより、これまで測定された中で最速の固体増幅器集積回路が作成されたことを認めた。この10段の共通ソース増幅器は1テラヘルツ、つまり1秒間に1兆サイクルの速度で動作する。これは2012年に達成された既存の世界記録である850ギガヘルツを1500億サイクル上回る速さである。

ノースロップ・グラマン社が開発したこの「テラヘルツ・モノリシック集積回路（TMIC）」は、現在の最先端のものを数桁超える性能を示している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]