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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
- 元記事公開日:
- 2014/12/02
- 抄訳記事公開日:
- 2014/12/26
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欧州、新たな打ち上げロケット「アリアンヌ6号」の開発を決定
- 本文:
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国民教育・高等教育・研究省の2014年12月2日標記報道発表の概要は以下のとおり。
2014年12月1~2日ルクセンブルグで開催された欧州宇宙機関(ESA)の閣僚級会議は、欧州の宇宙産業や欧州の宇宙の未来にとって一つの歴史的段階を越える決断をした。新たな打ち上げロケット「アリアンヌ6号」の開発である。「アリアンヌ6号」は「アリアンヌ5号」に替わるもので、最初の飛行は2020年に計画されている。
この決定は、米国、中国、日本など公的基金に支えられた極めて活発な国際競争に対峙するべく、ESAの閣僚、各国の機関(フランスのCNES、ドイツのDLR、イタリアのASI)、欧州産業界のパートナー全体、アリアンスペース社とその顧客が異例の結束をして当たった結果である。
「アリアンヌ6号」はモジュール方式のロケットで、公共事業、科学、商用のいずれの打ち上げにも適用できる。「アリアンヌ6号」と「ベガ」を備えて、欧州は今後一貫したロケット系列を保有することになり、産業界に強力な相乗効果をもたらす。
[DW編集局+JSTパリ事務所]