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- 国・地域名:
- スイス
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- スイス連邦経済教育研究省
- 元記事公開日:
- 2014/11/28
- 抄訳記事公開日:
- 2014/12/26
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スイスが緑の気候基金に拠出
- 本文:
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スイス連邦経済教育研究省の2014年11月18日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===スイスは、国際協力の一環として、開発途上国における気候変動防止に対する取組みを強化する。
連邦参事会は2014年11月28日、緑の気候基金(Green Climate Fund:GCF)に対し、1億米ドル(約9,500万スイスフラン)の財政貢献を行うことを決定した。この資金は、スイス開発協力庁の多国間クレジットに関する予算から助成拠出金という形で、2015年から3年間にわたり支出される。スイスの参加は、GCFの目的および活動範囲と、スイスの国際協力戦略および国際環境政策の原則の間にある相互関係性を直接反映したもの。気候変動などの地球環境リスクを低減することは、スイスの優先事項の一つに位置づけられている。
GCFは、2010年にカンクンで開かれた国連気候変動会議において、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の締約国が、地球気候に関する新たな基金を立ち上げる決定を下したことを受けて構想された。GCFの目的は、開発途上国のUNFCCC履行を支援することである。
現時点でGCFはまだ始動期間にある。資金供与の第1ラウンドでは、GCFの2015年運用開始に向けた基盤づくりが行われる。最初のプログラムフェーズは2018年まで4年間継続される。将来的には、2018年以降の資金枯渇を防ぐための基金補充プロセスが開始されることになる。
[JSTパリ事務所]