[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/12/12
抄訳記事公開日:
2015/01/07

海外の職業資格 国内認定数が増加

Zahl der Anerkennungen ausländischer Abschlüsse steigt

本文:

連邦統計庁は、海外の職業資格ドイツ国内認定統計を公表。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

連邦統計庁により発表された海外職業資格国内認定統計(2013年)によると、2013年に国外で取得された職業資格の国内認定申請件数は約16,700件であり、その内80%が認定されたとある。前年度は約75%であった。却下の割合は4%と非常に低い。ヴァンカBMBF大臣は、「この傾向は非常に喜ばしい。ドイツは専門人材を必要としており、海外資格の国内認定は高度なスキルを持った人材にドイツ労働市場への門戸を開くものである」と語った。2012年の認定法発効以来、申請数は約26,500件となっている。

前年度と同様、大部分の認定申請が法律や行政規則によって規程される職業で、その割合は78%となっている。医療関係の職業、特に医師、看護師の需要は変わらず高い。

外国人専門人材の移住を容易にするため、連邦政府は12月に滞在許可法の新規定に関する法案を決定した。この中で外国人専門人材に対し、ドイツにおける適応化資格訓練制度を実施するという新しい方法を打ち出している。

認定申請手続きに対する関心は高く、2012年にスタートした7か国語によるウェブサイトのビジター数は180万人を超えている。
認定法の実施を改善するためBMBFは、手続きに必要な資料を提示できない難民申請者に対し、一種の資格評価によって資格認定に関する手続きを軽減するプロジェクトを進めている。そのほかBMBFは、企業に対して海外の職業資格を認知するよう、人事担当者の関心を向上させるプロジェクトを振興している。

[DW編集局]