オランダ科学研究機構(NWO)の2014年11月28日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
＝＝＝

オランダ内閣は「サイエンス・ビジョン2015 ― 未来に向けての選択（Science Vision 2015, choice for the future）」の中で、オランダの科学研究は健全な基盤を備えており、また、オランダは自国の科学研究と研究者を誇れることを言明した。オランダ科学研究機構（NWO）はこの内閣の見解に賛同し、強靭な科学部門のためには、プログラムに依存しないcuriosity-driven型の研究機会を設けることが重要であることを強調する。NWOは、オランダが科学研究でトップの座を維持し、社会に対する貢献をさらに拡大するには、今まで以上の協力と結びつきが必要であるとする内閣の意見にも同意している。NWOには、目標実現に向けた大きな貢献が求められており、科学研究の質向上とイノベーションを奨励するという現在のタスクに加え、こうした新たなタスクの実現に向けて全力で取り組んでいく。NWOが2015年初頭に発表する2015年から2018年にかけての新戦略に詳細が織り込まれる予定。

[JSTパリ事務所]