[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
共同研究センター(JRC)
元記事公開日:
2014/12/04
抄訳記事公開日:
2015/01/07

欧州委員会、「2014 年 EU 産業研究開発投資スコアボード」を公表

EU companies must boost R&D investment to stay globally competitive

本文:

欧州委員会共同研究センター(JRC)の2014年12月4日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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EUに拠点を置く企業による研究開発への投資は、経済的に厳しい状況にもかかわらず2013年に2.6%増加した。だが、前年の6.8%と比べると緩慢な成長となっている。また、この数字は2013年の世界平均(4.9%)を下回る結果となっており、米国(5%)や日本(5.5%)に拠点を置く企業にも大きく引き離されている。

この結果は2014年12月4日、欧州委員会の「2014年EU産業研究開発投資スコアボード(EU Industrial R&D Investment Scoreboard)」で公表された。このスコアボードは、企業による研究開発への総支出において約90%を占める世界の上位2,500社について分析を行ったもので、データによると、EUに拠点を置く企業(633社)の研究開発投資額は2013年で1,624億ユーロであったが、米国に拠点を置く企業(804社)は1,937億ユーロ、日本に拠点を置く387社の投資額は856億ユーロであった。

「EU産業研究開発投資スコアボード」は、毎年欧州委員会研究・イノベーション総局および共同研究センターが発表しているもので、2014年度は2,500社のサンプルをもとに作成された。調査では、各企業の最新の公開データと整合する主要な研究開発および経済指標が収集されている。

[JSTパリ事務所]