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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/11/08
- 抄訳記事公開日:
- 2015/01/08
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科学技術部(MOST)は863計画で、第五世代移動通信技術の開発を支援し、3億元を投入
- 本文:
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2014年11月8日付の「中国科学報」ネット版は、「科学技術部(MOST)は863計画で、第五世代移動通信技術(以下は「5G移動通信技術」)の開発を支援し、3億元を投入した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
11月6日、「2014 第五世代情報通信技術国際ワークショップ」が北京で開催された。科学技術部の曹建林副部長は、「中国政府は5G移動通信技術の開発を重視し、科学技術部がすでに国家863計画で、第五代移動通信システムに関する重大な研究開発のプロジェクトに約3億元の研究資金を投入し、50以上の企業、研究機関及び大学を動員している」と語った。
国際ワークショップでは、中国、EU、日本、韓国及び台湾の専門化チームにより、各国や地域の5Gに関する促進策を解読した。チャイナモバイル、ファーウェイ、ZTE、ノキア、エリクソン、東南大学、電子科学技術大学、清華大学などの大手通信企業と研究機構の専門家が5Gの生み出す需要、標準へお展望、5Gにおける重要技術、5Gの応用と端末などについて、議論を行った。
中国移動通信国家重点実験室の尤肖虎主任によると、5Gは、人々に斬新な利用体験をもたらせ、多種多様な対応が求められる。そのため、5G研究開発の時点で、ユーザの利用体験を予想し、配慮しなければならない。また、国家863計画の5Gを支援するプロジェクトにおいて、研究グループが幾つかのところに重点をおいた。 1. 他部門との連携により、5Gの周波数と重要技術分野を決め、5Gの高性能技術に重点をおく。 2. 高速化・高密度の5G無線ネットワークの構築に重点をおく。 3. 5G技術の評価と測定に重点をおく。
3年の研究開発を経って、5Gの第一階段と第二階段の目標を基本的に達成し、応用と新型端末の研究開発も同時進行している。
今回のワークショップで5Gにおける最新の研究成果を5G技術白書「5G: Rethink Mobile Communication For 2020+」に整理した。
[JST北京事務所]