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- 国・地域名:
- スイス
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- スイス連邦経済教育研究省
- 元記事公開日:
- 2014/12/05
- 抄訳記事公開日:
- 2015/01/08
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Horizon 2020に対するスイスの部分参加
- 本文:
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スイス連邦経済教育研究省の2014年12月5日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===ヨハン N. シュナイダー=アマン連邦参事は2014年12月5日、ブリュッセルにおいて、カルロス・モエダス欧州委員会委員および欧州理事会の議長国イタリアの代表を務めるステファニア・ジャンニーニとともに、欧州フレームワーク計画へのスイスの参加に関する合意書に署名した。合意書では、2016年末までスイスがHorizon 2020に部分的に関与する際の条件が規定されており、スイスの研究者がフレームワーク計画の一部に本格的に参加することが可能となる。また、この合意書では、2017年から2020年について、人材の自由な行き来に関して解決策が見出されることを条件に、スイスの計画全体への全面的な関与が認められている。
スイスはEUの完全な準加盟国として、フレームワーク計画の最初の柱である「優れた科学(Excellent Science)」に継続参加することが可能になった。この柱には、キャリア開発と人材移動を促す重要な欧州研究会議の助成金およびマリー・キューリー・アクションや、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)が調整役を務める「ヒューマン・ブレイン・プロジェクト」が含まれている。
さらにスイスの研究者は、対等な共同者として、「卓越性の普及と幅広い参加の促進(Spreading excellence and widening participation)」に関するプログラムの一部に参加できるほか、欧州原子力共同体(Euratom)の研究計画や国際熱核融合実験炉(ITER)の核融合研究プロジェクト参加も可能となった。
[JSTパリ事務所]