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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/11/13
- 抄訳記事公開日:
- 2015/01/09
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ネイチャーインデックスによると、中国の世界科学への貢献度は増加しつつある
- 本文:
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2014年11月13日付の「中国科学報」ネット版は、「ネイチャーインデックスにより、中国の世界科学への貢献は増加しつつある」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)が11月13日に発表したネイチャーインデックスによると、中国科学院(CAS)などの中国の研究機構の科学への貢献度が増加しつつあるという。この新たな指標は、世界の20000以上の科学研究機構のアウトプットを把握することが可能である。
ネイチャーインデックスの東アジアと東南アジア地域増刊号によると、中国の科学技術の飛躍的な発展が明らかにされた。2012年、中国科学院の研究者が広東省大亜湾の実験で発見したニュートリノの新たな振動は、2014年度世界十大の科学技術のブレークスルーの一つとして、「サイエンス」誌に初入選された。
同時に、同指標によると、中国は、研究開発とアウトプットにおいて、最も高い成長率を持つことが分かった。ユネスコの統計によると、2012年に中国の研究経費は一万億元を超え、国内GDPの1.98%を占めて、EUの1.96%を超えたという。
ネイチャーインデックスの2014グローバル増刊号は、新指標に関連するデータを提供し、前年度のデータを解読する一方、質の最も高い研究論文を提出する国や研究機構をハイライトする。また、ネイチャーインデックスはデータを正確に理解するために、人口統計データ、国の研究開発への投入、科学技術制度及び財政支出政策の変動などの情報も提供している。
「ネイチャー」誌の編集長兼中国地域のディレクターであるNick Campbell氏は、「ネイチャーインデックスが研究論文と機構を評価する新しい方法を提供し、より客観的に研究レベを反映する」と語った。
[JST北京事務所]