[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2014/12/15
抄訳記事公開日:
2015/01/14

E-Rare-3: 希少疾患に関する新規の国際プロジェクト公募の開始

E-Rare-3 : Ouverture d’un nouvel appel à projets internationaux sur les maladies rares

本文:

国立研究機構(ANR)の2014年12月15日標記報道発表の概要は以下のとおり。

ANRは、欧州およびカナダの提携機関と協力して、希少疾患に関する研究振興を目的とした新規の国際プロジェクト公募を開始する。この公募はANRが統括する第5次ERA-NETである共同投資プログラム「E-Rare-3」の一環である。

いわゆる「希少」疾患は限られた数の人がかかっている病気で、世界に5,000~7,000人いる。その大半は遺伝病で、重症かつ慢性のものが多い。しかもその大部分は治療法や診断ツールを欠いている。希少ではあるが、実質的に約3000万の欧州住民に関係がある公衆衛生上の問題である。この疾患に関するリソースや知識はばらばらで、各国の患者数も少ないことから、国際協力や多分野間アプローチが必要不可欠になっている。

上記のような状況下で2006年に「E-Rare」プログラムが設置された。本プログラムには、複数分野間、欧州その他の諸国間の協力を促進することで、希少疾患の診断ツールや治療法の開発を可能にする知識獲得を加速化する目的がある。

今回の公募には17カ国(ドイツ、オーストリア、ベルギー、カナダ、スペイン、フランス、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、ラトビア、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スイス、トルコ)が参加する。

[DW編集局+JSTパリ事務所]