[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/11/23
抄訳記事公開日:
2015/01/15

中国は、スパコンを利用して、スモッグ防除の新システムを開発

中国借力超级计算机研发治霾新系统

本文:

2014年11月23日付の「中国科学報」ネット版は、「中国は、スパコンを利用して、新たにスモッグ防除のシステムを開発した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

近日、スパコンの大会がアメリカのニューオーリンズで開催された。中国の曙光社(SUGON)は、多くの機構と協力して、統合的なスモッグの予報警報、汚染源解析と政策意思決定サポートシステムを12月に試運転すると宣言した。専門家によると、有効的に空気汚染を防除するには、スパコンの力が必要である。

中国の曙光社の高性能計算製品部門のディレクターである戴栄博士は、記者の取材に対して、「同システムは、曙光社が中国科学院大気研究所、中国環境モニタリングセンター、清華大学と協力して、2012年の初め頃に開発し、今年の12月に最終の試運転する予定である。同システムは、3日~7日後のスモッグ状況を正確に予報することが可能になり、高いスモッグ予報能力と汚染源の解析能力を持ち、スモッグを防除するために正確に意思決定をサポートことが可能である」と語った。

曙光社の説明によると、スモッグの予報は、モニタリングのビッグデータに基づきスパコンの高い計算処理能力によって解析された結果である。

高性能コンピュータのシミュレーションを通して、現在の汚染物の状況を把握し、数日後の大気汚染物の濃度と分布を計算し、空気質の予報が行われる。同予報に基づいて、多くの空気質に関するサービスのシステムを開発できる。
スパコンは更に短い時間で重大な研究を完成し、空気汚染等の深刻な問題を解決できる。人類にとって、重大な課題を解決する不可欠のツールである。

[JST北京事務所]