[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/10/16
抄訳記事公開日:
2015/01/21

中国学者の構想:月から全世界の変化を観測する

中国学者构想从月亮之上观全球变化

本文:

2014年10月16日付の「中国科学報」ネット版は、「中国学者の構想:月から全世界の変化を観測する」と報じた、本記事ではその概要をまとめる。

北京で開かれた2014アジア太平洋リモートセンシング国際会議(APRS)で、気候変動等の環境問題の大きな課題に対応するために、6基の衛星から構成された観測システムをもとに、更に月面に地球観測プラットフォームを構築することを中国の学者から提案した。

現在、中国は観測衛星を打ち上げ、比較的に安定した地球観測システムを構築している。しかし、全世界の変化に対応する観測衛星システムになっていない。中国科学院(CAS)リモートセンシングデジタル地球研究所長である郭華東のチームは、環境のための観測衛星システムの新たなコンセプトを勘案し、6種類の観測衛星に基づく地球観測システムの構成を提出した。

今回の会議は「地球環境観測システム・リモートセンシング」をテーマにし、29か国・地域の400余名の学者と専門家が参加した。APRS大会は、アジア及び環太平洋地域における最も重要なリモートセンシング学術会議の一つで、2年ごとに開催されている。大会の重点は環境汚染、気候変動、持続可能な発展、生態資源保護及びアジア太平洋地域の固有の問題に置いている。

[JST北京事務所]