[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/10/28
抄訳記事公開日:
2015/01/21

中国は、発展途上国の科学技術の発展を積極的に支援

中国积极支持发展中国家科技发展

本文:

2014年10月28日付の「中国科学報」ネット版は、「中国は、発展途上国の科学技術の発展を積極的に支援する」と報じた、本記事ではその概要をまとめる。

このほど、第三世界*科学院院長と中国科学院(CAS)の院長白春礼氏は、新華社の取材に対して、「中国は、発展途上国の科学技術の発展と優秀な人材育成を支援する。アジア、アフリカ、ラテンアメリカ地域で開放的な科学教育の協力のプラットフォームを建設し、発展途上国のイノベーションを促進する」と語った。

第三世界科学院の第25回アカデミー大会が、10月26日から29日までオマーン首都のマスカットで開催された。60か国・地域の約300の科学者、10数か国の科学技術大臣及びユネスコなどの国際機構の代表が参加した。

白春礼氏によると、発展途上国の科学院は、国際科学技術における影響と役割がますます重要になっている。中国は、発展途上国の科学院と密接な協力関係を保ち、発展途上国の科学技術の発展に力を捧げるべきである。白春礼氏は、2013年から、第三世界科学院の院長に就任して、初の中国人である。これは、中国と発展途上国の協力の新たなきっかけになる。

中国科学院と第三世界科学院は、2013年の院長奨学金の計画を共同提起し、毎年140名の発展途上国の学生を中国科学院へ派遣して博士号の取得プログラムを実施している。この計画は、発展途上国で大きな反響を呼んでおり、双方は、今後博士奨学金の受領者を増やす予定である。

2013年、中国科学院と第三世界科学院の共同支援の下で、五つのセンターを設立し、人材育成、共同研究と戦略コンサルタンティングなどを通じて、幅広い発展途上国の科学技術の協力ネットワークを構築し、発展途上国の重要な領域のイノベーションの能力を構築する。現在、中国科学院は、国際化戦略を実施し、国際一流の科学研究機構の建設に努めている。

*毛沢東の造語で、発展途上国を指す

[JST北京事務所]