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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/10/16
- 抄訳記事公開日:
- 2015/01/22
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中山大学が腫瘍を死滅させるウイルスを発見、早ければ3年後に臨床実験へ
- 本文:
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2014年10月16日付の「中国科学報」ネット版は、「中山大学が腫瘍を死滅させるウイルスを発見し、早ければ3年後に臨床実験を行う」と報じた、本記事ではその概要をまとめる。
中山大学の顔光美氏が率いる実験チームは、自然界に存在するM1ウイルスが多種の腫瘍細胞を選択して殺傷する特性を持っていることを世界で初めて発見した。
実験チームは、M1ウイルスが肝臓癌、直腸癌、膀胱癌の殺傷作用を持ち、メラノーマ、脳癌、前立線癌にも抑制効果があるのを発見した。新薬の開発研究に成功すれば、治癒の可能性を高められる。顔光美氏によると、この発見は、今後3年間ほど臨床研究を行い、臨床実験の許可証を取得してから、実験を行う予定である。M1ウイルスは、多種の腫瘍細胞を選択して殺傷し、正常な細胞に攻撃しない細胞である。今は、まだ実験階段で、治療には使っていない。人体への副作用、耐性などの問題、腫瘍拡散と移転後の効果があるかどうか、更なる実験が必要である。
この実験の結果を10月2日付の米国科学アカデミーの雑誌(PNAS)に発表し、国内メディアの報道を通じて、大きな反響を呼んでいる。
[JST北京事務所]