[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/12/12
抄訳記事公開日:
2015/01/27

中国の衛星測位システム「北斗」は、2020年に地球全体をカバーへ

中国或在2020年建成全球导航定位系统

本文:

2014年12月12日付の「中国科学報」ネット版は、「中国は、衛星測位システム『北斗』、2020年に地球全体をカバーへ」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

海外メディアの報道によると、中国は2020年に衛星測位システムを完成し、「北斗」と命名される。中国航天科技グループの責任者の紹介によると、衛星測位システム「北斗」は、中国の宇宙産業バリュー・チェーンの完備にたいへん役立ち、付加価値を多元化することができるという。例えば、同システムは測図、通信及び救援などの領域において社会的と経済的効果を大幅に引き上げられる。今後10年、中国はアメリカとロシアに次いで、世界第三の衛星測位システムを持つ国になる。2020年頃に地球全体をカバーするナビゲーション・測位システムを構築し、世界中のユーザーにサービスを提供する予定である。

現在、衛星測位システム「北斗」は、エリアナビゲーションをサービスを提供し、インターネット上のテストが行われている。中国は、すでに20基の北斗ナビゲーション衛星を打ち上げている。計画によれば、2020年頃までに5基の静止衛星、30基の非静止衛星による北斗グローバル衛星測位システムを完成し、地球全体をカバーする高精度・高信頼度の測位・ナビゲーション・時報サービスを提供することになる。

[JST北京事務所]