[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/12/24
抄訳記事公開日:
2015/02/03

中国科学院(CAS)は、インフルエンザ研究・警報センターを設立

中科院流感研究与预警中心成立

本文:

2014年12月24日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院(CAS)は、インフルエンザ研究・警報センターを設立した」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

12月24日、中国科学院(CAS)と中国疾患コントロールセンター(CDC)が共同で中国科学院インフルエンザ研究・警報センターを中国科学院微生物研究所に設立した。中国科学院院士、中国疾患コントロールセンター副主任の高福氏は同センターの主任を担当する。

高福主任は、「インフルエンザの頻発、高罹病率、死亡率、ウイルス遺伝子の変異が速い等の特徴によって、インフルエンザ研究の長期対応のメカニズムが必要である。同センターは、中国の基礎研究とインフルエンザの予防システムが融合する研究機構として建設し、インフルエンザの発生において、基礎研究領域及び先端研究領域の重大な科学課題にに力を入れて、インフルエンザの予防と国民の健康のための知識を提供する」と語った。

インフルエンザ研究・警報センターの上位管理部門は中国科学院先端科学と教育局である。同センターの建設には、中国科学院の北京ライフサイエンス研究院、生物物理研究所、武漢ウイルス研究所、上海パスツール研究所、上海薬物研究所、動物研究所、天津産業技術生物研究所、疾患コントロールセンター・ウイルス予防コントロール所が共同参与した。

[JST北京事務所]